学校名 : 学校法人市川学園 市川中学校・高等学校
利用機能 : YouMark Personal
利用目的 : 業務効率化
- 定期考査や小テストの採点に時間がかかり、教員が生徒と向き合う時間が面談や課外活動(クラブ・生徒会活動など)で取ることができない
- 考査を実施してから返却までの間が空いてしまうため、生徒が見直し・復習するまでに時間がかかってしまう
- YouMarkPersonalを使用してデジタル採点を行ったテストの結果を、Classiの生徒カルテを通じて電子データで返却
- デジタル採点の導入を教員に強制せず、各教員に裁量を与えてスモールステップで進める
- 採点にかかる時間が短縮されたため、各学期の授業時間を1週間分、年間で3週間分増加
- 採点済みの回答を電子データで返却することにより、年間100万円以上の印刷費や用紙代などの経費を削減
講演動画はこちら(2023年5月開催Webセミナーより)
多様な教育活動を支えるための組織の壁。管理職として生徒と向き合う教員の時間を増やしたい
学校法人市川学園 市川中学校・高等学校では、定期考査や授業中の小テストの採点に多くの時間がかかり、面談やクラブ活動などで生徒と向き合う時間が取れなくなることや、採点後に答案を返却するまでの時間がかかることで学習効果が低下することを懸念していました。
デジタル採点した答案をデジタルのまま返却可能に
採点という定型業務に対する課題の解決を目的に、デジタル採点システム「YouMarkPersonal」を導入。Classiと連携することで、デジタル採点された答案を生徒カルテを通じて電子データで返却が可能となりました。
しかし、先生方の採点方法には個々のこだわりがあるため、デジタル採点を強制しませんでした。まずはデジタル採点を希望する先生方が利用できるような環境を整えました。これにより、各先生方の教育活動における障壁を最小限にしながら、先生を通じて活用を広げていきました。答案の電子データの取り扱いに関しては、USBなどへのデータ保存を禁止するなど、システムの運用に関するルールも整備しました。
学校の方針として、論述回答式の問題に重点を置いています。YouMarkPersonalを採用することで、教員間での論述回答の採点における調整などを行いながら、従来よりも採点時間を短縮することができ、時間の節約と教育の質の向上の両方を実現しました。
年間3週間分の授業時間を増やし、年間100万円以上の経費削減
採点にかかる時間が短縮されたことで、各学期の授業時間を1週間分、年間で3週間分増やすことができました。
採点終了後、Classiとの連携により、生徒カルテ上の電子データで答案を返却することが可能になりました。これにより、答案返却を考査後の授業よりも早く行うことができました。生徒は記憶が新しいうちに復習をすることができるようになり、考査後の初めての授業における生徒の質問の質が上がりました。
また、答案を返却した最初の授業で疑問点を明確にし、問題の解説を聞くことができるようになり、学習効果が向上しました。
さらに、印刷代などの経費を年間100万円以上削減することができました。以前は、生徒の答案はほとんどの場合、科目担任以外には見る機会がありませんでしたが、HR担任など他の教員と情報を共有することが可能になりました。
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