学校名 : 箕面自由学園中学校・高等学校
利用機能 : 生徒カルテ・学習記録・Webテスト・ ポートフォリオ・校内グループ
アンケート・Classi NOTE
利用目的 : 情報共有の円滑化
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教職員間の情報共有が停滞する部分があった
- 各種ICTツールで重複する機能を活用するために整理する必要があった
- 情報が生徒個人に結び付くClassiを中心に、導入ICTツール全体の活用目的を整理
- 中学校から高等学校へ内部進学する生徒の情報が円滑に共有できるようになった
講演動画はこちら(2022年12月7日開催Webセミナーより)
多様な教育活動を支えるための組織の壁
箕面自由学園は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校を設置しており、在籍者は2000名を超えます。過去には、中学校の4割程度が他の高等学校に進学していましたが、現在は中高一貫教育を実施する方針に転換しました。高等学校では複数のコース制が導入され、多様な教育ニーズに対応する教育活動が展開されています。
このような背景の下で、「分掌間の生徒情報の継続的な共有」「コースごとに異なる学校行事」「点在する職員室」「幅広い生徒の学力」「業務の複雑化」「新たな学びの形への対応」といった問題が顕在化していきました。
生徒を中心に据えたICTツールの整理
先に挙げた問題を解決するとともに、さらに充実した教育活動を展開するために、ICTツールによる生徒情報共有と業務の効率化が喫緊の課題となりました。
Classiは生徒個人に情報が紐づけられているため、6年間もしくは3年間を通した情報管理のしやすさが大きな特徴となります。
また、Classi上で生徒を登録すると自動的に保護者IDが発番され、安心安全なClassi内の環境で保護者とのコミュニケーションが可能となります。
このような理由から、箕面自由学園中学校・高等学校では、Classiを校内情報管理の中心と位置づけ、補完する形で他社のICTツールを併用していく方針になりました。
Classiと他社ツールで重複する機能については整理をする必要があり、生徒情報に直接紐づくものや、保護者とコミュニケーションを図るものはClassiを利用し、それ以外の部分は他社ツールを活用して使い分けています。
入学から卒業まで切れ目のない生徒情報の共有で、効果的なカリキュラム・マネジメントを実現
以前から、中学校から高等学校への内部進学する生徒の情報共有会を教職員間で行っていましたが、一部の生徒の情報交換にとどまっていました。
しかし、全ての生徒に引き継がれるべき情報があります。
ICTツールの整理により、中学校と高等学校の教職員間で一人ひとりの情報を引き継ぐことが可能となり、6年間途切れない学びの足跡が蓄積される環境が整いました。
生徒たちが混乱することも予想されましたが、むしろ生徒たちはうまく使い分けて活用することができています。
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