学校名 : 北海道札幌東豊高等学校
利用機能 : 校内グループ・ポートフォリオ/学習トレーニング・学習記録・YouMarkPersonal
利用目的 : 生徒の勉強への苦手意識や学習へのモチベーション、自己肯定感に課題があったため
- 勉強に関する苦手意識やモチベーションの改善
- 自己肯定感の育成
- 学習記録で生徒自身の取り組み状況を可視化
- 学習トレーニングとWEBテストで生徒自ら学習できる姿勢を育む
- YouMarkPersonalを使用したテスト返却と振り返り
- 学習記録を用いることで、生徒個々人の努力が可視化され、生徒同士で頑張りあうきっかけに
- 学習トレーニング内、マナトレ対応テストのヒントから自ら考えて学習したと実感する生徒も
- YouMarkPersonalを使用することで、テストの振り返りができるように
生徒への想い
毎朝、欠席や遅刻の電話対応に追われてしまっていたため、「欠席連絡機能」をきっかけにClassiを導入されました。
欠席連絡を通してClassiを活用していくなかで、学校が生徒にとって安心できる居場所となることではじめて学習へ向かう勇気がでると考えるようになりました。
学校が安心できる居場所となるために、まず校内グループを活用し、生徒、教員の双方向でコミュニケーションをとっていきました。
居場所づくりをおこないながら、同時に学習トレーニングを用いて生徒自ら学習に取り組む第一歩を踏み出せるように学習に取り組む環境づくりもおこないました。
安心できる居場所づくりのために
学校連絡網メールの代わりに校内グループを活用し、生徒同士や保護者との情報共有をおこないました。
校内グループを活用することで、今までのメール連絡より心理的ハードルが下がり、共有がしやすくなったことで、「繋がり」が生まれました。
またポートフォリオを使った「振り返り」を生徒、教員とともに共有し、手紙のようなコメントをいれました。生徒、教員が一緒になって振り返りをおこなうことで、「生徒の変化」をお互いに再認識できるようになりました。
その結果、生徒、教員の間で繋がりを感じられるようになっていきました。
学習に向かう勇気づけ
生徒が自ら学習に向かうことができるように、年間計画を策定してから運用をスタートさせました。
ゴールデンウイークや長期休暇期間には学習トレーニングの課題配信を活用しました。
定期考査1週間前には、学習記録に学習内容を記録するよう声をかけ、何をどれだけ自分で勉強したのかを可視化させました。学習記録は、強制させるのではなく、生徒に「やってみませんか?」と促し、「任意参加」形式で始めていきました。
先生も生徒の学習記録にコメントを入れ、「生徒の頑張りを見守る」ことでサポートしていきました。学習時間がランキングで表示されることがきっかけとなり、生徒同士で「頑張り合える」ようになっていきました。
また「YouMarkPersonal」で採点したテストを「生徒カルテ」で「Classi返却」をおこなうことによって、生徒自身の「振り返り」の機会を創出しました。導入前は答案を紛失したりして、「振り返り」の機会がない生徒もいましたが、Classi返却をおこなうことで生徒カルテで過去の答案を見ることができるようになり、自ら「振り返る」という機会が生まれました。
YouMarkPersonalを活用して採点効率化
他の業務で多忙な中、「採点業務」の作業負荷・心理負荷がとても大きく、課題となっていました。
まとまった時間を見つけるのが難しく、またテストを紛失するリスクもあり、採点業務の効率化と、心理的負荷を下げるために導入されたのが、YouMarkPersonalでした。
YouMarkPersonalではスキマ時間を活用して採点ができることや、一覧表示機能や自動採点機能などの各種採点機能を使用して業務効率化を達成することができました。
それによって作業および心理的負荷が軽減され、また答案を紛失するリスクも回避することが可能になりました。
欠席している生徒や、授業の都合で答案返却ができないときでも、Classi連携でスムーズに生徒に答案を返却すことが可能になりました。
これからは教員同士での活用促進をこない、「生徒カルテ」に情報を蓄積していくことが目標になっています。