学習支援に関する活用
夏休み中の学習習慣を定着させ、生徒の弱点克服・振り返りを支援する
夏休みは、日々の学びのペースが変化しやすい一方で、1学期の理解を整理し、次の学びにつなげる重要な期間でもあります。
Classiの「学習トレーニング」機能を活用すれば、夏休み中も計画的な学習の継続を後押しし、生徒一人ひとりの課題に応じた復習をサポートできます。
復習や定着を目的とする場合には、単元別に課題を配信する方法や、より細かい理解度チェックができる授業理解課題の配信がおすすめです。
また、ベネッセのアセスメントを実施している学校では、模試の結果と目標のギャップに応じた成績連動課題配信を活用することで、夏休み中でも個別最適な学びを実現できます。
【復習・定着には】単元別の課題配信や授業理解課題を活用
■活用のポイント
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テスト結果や授業内容をもとに、1学期の学びを振り返る課題を配信
定期テストや授業内容をふまえて、履修済みの範囲を復習したり、理解が不十分だった単元を重点的に補強したりと、学習の定着に向けた柔軟な課題設定が可能です。 -
配信設計の自由度が高く、夏休み前にまとめて準備できる
教科ごと・週ごとに配信日をずらしたり、分量を調整したりと、学習ペースや生徒の負担を考慮したスケジューリングが可能です。 -
「単元別課題配信」では、AIが出題する「おすすめ演習」の活用も
配信された課題を解いた結果に応じて、AIが最適な問題を自動提示。反復学習や弱点補強に役立ちます。 -
「授業理解課題」では、問題と単元のポイント解説動画がセットで配信
一問一答形式の問題と、単元の要点を短く解説した動画がセットで配信されるため、生徒は自分のペースで復習できます。
参考記事|生徒の「つまずき」を瞬時に可視化。日々の授業改善をサポートする”授業理解課題”機能リリース!
【個別最適な学習には】ベネッセテストの成績連動課題配信を活用
■ベネッセテスト成績連動課題配信
先生は、教科と問題数を指定して課題を配信するだけで、生徒の「これまでのベネッセのテスト結果・生徒が設定している目標GTZ・自主学習の取り組み状況」をもとに、国語・英語・数学の3教科について、生徒個々に問題を出題することができます。
配信した課題は生徒の最新の目標GTZとテスト結果が反映されます。
たとえば、7月に実施したベネッセのテスト結果が8月に連携される場合でも、夏休み前に予約配信を設定していただければ、お盆期間に改めて配信し直す必要はありません。そのまま7月に実施したテストの復習に取組めます。≪対象ベネッセテスト≫ベネッセ総合学力テスト/スタディーサポート/進路マップ基礎力診断テスト/学力推移調査(中1第1回除く)
利用には「模試データ連携」が必要です。以下画面より操作いただけます。
Classi>[設定・登録]>[ベネッセの模試データ連携] ※要Classiログイン
■活用のポイント
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夏休み前に配信予約を設定しておけば、学習習慣を維持しやすくなる
開始日時を指定して課題を予約配信できるため、夏休み中に課題を一気に終わらせてしまうのを防ぎ、定期的に学習に取り組む習慣を促すことができます。 -
生徒ごとの目標とテスト結果をもとに、苦手分野から優先的に出題
AIが、生徒の設定した目標(GTZ)と直近3回分のベネッセテストの結果をもとに、優先度の高い単元を自動で選定。「苦手」に絞って重点的に取り組ませたい場面に最適です。 -
問題数や配信日、締切日を設定するだけで、AIが自動で問題を出題
先生が一人ひとりの成績を見て個別に課題を準備する必要がなく、限られた時間でも、負担を抑えながら個別最適な学習につなげることができます。
➤学習トレーニングで生徒に課題を配信する※要Classiログイン
進路支援に関する活用
一学期の振り返り、二学期の目標設定をする
夏休みに入る前に、一学期の振り返りをおこなう学校も多いと思います。振り返りの蓄積には、Classiの「ポートフォリオ」機能がおすすめです。
ポートフォリオには、学期の振り返りに関するテンプレートが用意されているので、それを配信して生徒に振り返りを促し、二学期に向けての目標設定ができます。
また、夏休み中は、部活動やオープンキャンパスなど、学外でも学びを得る機会が多いと思います。
夏休み明けにも、夏休みの振り返りをポートフォリオでおこなうと、振り返った内容がClassiに蓄積されていき、先生も生徒自身もいつでも経過を確認できます。
これらの内容は受験や就職の際にも役立つので、ポートフォリオのストーリー機能に、目標や振り返りをまとめることができます。活動内容を見返す機会をつくることで、振り返りの習慣化を促します。
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活用Tips:学校行事の活動を記録する
学習記録で生徒の状況把握
夏休み中にClassi上で学習の記録をつけるようにすれば、学習習慣を維持できるのでおすすめです。
Classiの「学習記録」機能では、学習時間の目標を立てたり、教科ごとに学習時間を記録するだけではなく、生徒が一日の振り返りを記入できます。
生徒の夏休み期間中の状況を把握しながら、先生はスタンプ機能やメッセージ一斉送信機能などを活用いただき、負担を抑えながらコミュニケーションを取ることができます。
学習記録の入力を習慣にするためのポイント
学習記録を継続して利用している学校では、生徒が「一日の振り返り」を入力して先生がそれにコメントを返している学校が多く見受けられます。
学習記録を通して先生とコミュニケーションをとることで、生徒自身は学習記録を記入することが習慣になり、先生は毎日の記録を確認する中で、生徒のちょっとした変化に気づくことができます。
最初は「一日の振り返りに何を書けばよいのかわからない」という生徒も多いと思いますので、夏休み期間中に毎日「お題」を設定するなど、まずはゲーム感覚ではじめてみるのも継続利用のポイントです。
参考お題が記載された「学習記録お題カレンダー」は下記よりダウンロードいただけます。
学習記録お題カレンダー(word:671KB)
連絡・情報共有に関する活用
個別連絡が必要な場合は「メッセージ」機能を活用する
夏休み期間中、生徒や保護者に連絡したい場合もあるかと思います。
一斉連絡や、オープンな場所で話せる内容であれば「校内グループ」でも可能ですが、個別に連絡が必要な場面も出てくるかもしれません。
そんなときは、Classiの「メッセージ」機能が便利です。
メッセージ機能のトークルームを使えば、生徒や保護者へ個別に連絡できます。
メッセージ機能をより活用するために、校内グループ・メッセージ・電話など、それぞれの連絡方法の使い分けを校内で事前に決めておくことをおすすめします。
※トークルームの内容は、トークルームを作成した先生自身と、設定した生徒または保護者が閲覧できます。また、管理責任者の先生は、すべてのトークルームの内容を確認できます。
メッセージ機能を利用するために必要な設定
学校で利用制限がされている場合、メッセージ機能を利用することができません。
メッセージの利用制限は、Classiの管理責任者、または管理者の権限をもっている先生のみがおこなえます。
また、生徒・保護者がトークルームを作成することはできません。
メッセージ機能でやりとりをする場合は、まずは先生がトークルームを作成してください。
メッセージ機能に関する詳細情報は下記の記事をご覧ください。
資料集:『メッセージ』
ヘルプページ:メッセージの利用を制限する